テーマで学ぶVMD 「お客を引き付ける売場」 デジタルを活用した売場編

デジタルとリアルの融合実験

約3年ぶりに生まれ変わった新生パルコの目玉のひとつにデジタル装備があげられる。目新しさという点での注目度はあるものの、革新的か!?というとそこまでのインパクトは感じられなかった。本来デジタル化への取組は、お客の利便性を高めることにあるべきで取得データの活用によって無駄な時間を省きお客にストレスを与えないことが基本となる。今は商品を置くだけで自動計算、決済できるセルフレジだって増えている中にあって、ショッピングスタイルが変わりそうだと思わせるレベルへの到達にこれから期待したい。その一方で日本が誇るサブカルフロアを設けるなど日本独自の文化的商業施設としては魅力的。「渋谷」を「SHIBUYA」として世界にアピールできそうな新たな観光名所となるに違いない。

●THE NORTH FACE LAB

「アウトドアウエア研究室」の設定で楽しむ

  店内で3Dスキャンしてパターンオーダーのサービスを提供する。スタッフ全員白のユニフォームで研究員の出で立ちで接客、あまり無機質にならないように緑も取り入れた。

店内奥に設置されたスキャニングマシーンで計測。専用のスーツを着用して計20台のカメラで3D撮影する。

生地、付属、刺繍のカラーサンプルが置いてあり現物の色味が店舗で

確認できる。


●JINS Shiuya Parco

アーティスト視点の未来感を表現したデザイン

 内装デザインはライゾマティクス・アーキテクチャ斎藤精一氏監修。店内はステンレスやグレー、白で統一感を持させ近未来を表現した照明デザインが特徴。視界良好な空間は入りやすく広く見える。

壁面に埋め込まれたディスプレイでバーチャル試着が楽しめる。試着したメガネとの相性をAIが測定してくれる。

店内奥に日本初のコンタクトレンズの自動販売機を設置。専用アプリや公式アカウントから登録しておくと使い捨てコンタクトレンズが購入できる。


●Digital Information Wall

巨大なタッチパネルでさわって「知りたい」を体感する

 全長約5.5m×高さ1.6mのタッチパネルディスプレイに各テナントのオススメ商品や劇場、映画館、イベントなどの情報が流れている。ダイナミックな視覚体験と店舗陳列スペースのコンパクト化に貢献。

渋谷の現在を温度/湿度/花粉/紫外線/風速/気圧で快適度を可視化した大型パネル。

ディスプレイ型のインフォメーションは多言語音声認識にも対応している。


今月のヒト言

 休日のお出かけ先を決める上で、お客の大半は【食事-エンターティメント-ショッピング】に場所を加えた中での最適解を見つけているのだ。それに連れのパートナーや天候、優先順位といった要素も加わる。しかし、余暇という時間はせいぜい6~8時間といったところ。この限られた時間内で何に一番多くの時間と予算を充てて楽しむのか、そこがお出かけ先の決定ポイントとなるのだ。今の時代、新しさを求めて出掛けるタイプなんかは少数派で、大多数は事前情報を取得し目的を持って出かけている。当然、「不足・不快・不満」な場所には出掛けないのだから、お客にとって利便性が高く楽しませてくれるところに人は集まる。そして事前検討にエントリー続けられることが、これからも営業価値のあるリアル店舗といえる。


こちらの販売革新に掲載されています。

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