peingに初めての質問がきました。ありがとうございます。
こんにちは、ココベイの中島です。
ご質問文を見てもメンズやレディス担当なのかも分からないのでご自分のブランドに合わせて読んでくださいね。
情報の取り方、MDストーリーの作り方について、お悩みにお答えします。
1、ストリートリサーチの実施 月1回
お休みの日に繁華街の角に1時間ほど立って流行を目で確認。大事なのは次シーズン、流行しそうな芽を発見すること。その芽を探すためにストリートリサーチをする。
MDは記憶力が必要です。毎日通勤時に素敵な人をリサーチ。人を良く見ることが大切です。
2、競合店リサーチの実施 月2回
競合店を2~3店舗に決め、什器の配置、メインVMDを記憶します。競合店リサーチは、調査するにあたって調査するアイテムを決めていくと理解しやすいです。やみくもに見ているだけでは記憶に残りません。調査するアイテムが品揃えされているかなどを調査します。できれば自分の欲しい商品を調査するともっと楽しいです。
3、PCを使って情報摂取 毎日
○ゾゾタウンなど有名なサイトの売れ筋ランキングをチェック
○ツイッターの人気コーディネイトをチェック
○海外ファッションブロガーをチェック
○海外セレブファッションチェック
4、ファッション誌を小まめにチェック 月1回
月度毎のキャッチフレーズやコピーをノートに記入すると便利。
5、コレクション分析をする。
*情報は自分の目で見ること。その中で発見したことを大げさに驚くこと。
MDやデザイナーは喜怒哀楽の表現をすることが必要です。
MDストーリーの作り方
1、コーディネイトからMDを作る。
人気トップスやボトムスを最初に決め、コーディネイトに必要な順にアイテム構成を考える。
2、流行色を決定しカラーストーリーからMDを組む。
ピンク、ブルー、イエローなどなど単色系やパステル、ビビッド、モノトーンなど、色構成を決めてMDを組む。
3、素材からMDを組む。
手配できる素材、MDを組みたい素材を決定する。例えば、麻コレクション、デニムストーリーなどを編集する。
4、機能性からMDを組む
撥水、ドライ、軽い、涼しい、暖かいなどシーズン性をもって機能性を追求する。
5、重点商品からMDを組む。
単品アイテムは売れるものをピックアップし、バリエーションを組む。
6、柄やプリントをまとめてMDを組む。
例えば、チェックシリーズを作る。グレンチェックと千鳥チェック。ブロックチェックとタータンチェックなど。
7、昨年売れた商品は、リニューアルして販売する。
8、52週販売スケジュールの催事を理解し、週ごとに戦略ストーリーを作成する。
その他、気をつけて欲しいこと。
*トレンドからくるファッションテーマは売れない場合が多いので、私は売れる単品からMDテーマを作るように努力しています。
*ファッションのテイスト分類ができないとMDストーリーは作れません。フェミニン、クール、スポーツなどご自分なりにテイスト分類するスキルを上げましょう。但し、今シーズンはスポーツ+フェミニンなどテイストを融合させた新しいコーディネイトが流行しています。
*MDを組むにしても。自分自身がワクワク楽しくないと売れるMDにはなりません。仕事はワクワクすることを心がけて下さい。
これらのことは、繊研新聞から出版している『売れるファッションの見つけ方、つくり方』中島ゆう子 2,857円+税
で私の考えを書きましたので、良かったらご購入ください。
以上。MDストーリー、情報は自分で目で取りながら、昨年実績を確認し、
ワクワク楽しく作っていきましょう。
これからも宜しく。
中島ゆう子
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