isobe takashi

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ファッションがもたらす効果について

昔からよく「名は体を表す」といって。人や物についた名は、その本質を良く言い表わしたものと云われています。私は、そこで「身なりは人なり」と、感じる事がしばしばございまして今日は、私の「身なりは人なり」を、感じたエピソードに少しお付き合いください。この間、ある民放の番組の中で、元CAさんが、実家の農家を継いで岡山で桃を生産してました。そこへ、フードコンサルの方がいらして。色々とアドバイスしながら、新規開拓のお手伝いなどを経て天候不良による減産だったにも関わらず、前年比99%の収入で乗り切れました。と、番組の内容はこんな感じでメデタシ、メデタシ的でした。その元CAの女性の方の表情と身なりが、どんどんと変わっていくのが、観ていて面白かったです。当然、番組の趣旨と余り関係が無い部分でしょうから、ファッションアドバイスがあった訳でも、専門のへアメイクの方による指南があった訳でも無いのです。女性でしたし、元CAさんという潜在的なリテラシーが備わっていたのでしょうが、最初に登場した時と、最期の売上報告していた時とはまるで変わってしまっていました。最後の登場時なんて、ピンクのセーターに首元スカーフでしたからね。笑本当にステキな女性に大変身してました!外部コンサルが入って、首都圏の高級フルーツ店の店頭で試食案内したり、外部接触を経験する事によって、その女性自身に自信が芽生え始めたのでしょう。

ファッションとフード文化について

アパレル不振や嗜好の多様化などから『ライフスタイル提案』という切り口で事業領域を広げるブランド、ショップが増えてきた。そうした中、今回はファッションブランドが展開する「食」について少しまとめてみました。戦後、本格的に欧米化したモノのひとつに「食」がある。1969年に実施された飲食業の100%資本自由化により、米国を中心とした外国企業が日本に進出しはじめた。1970年は外食元年とも呼ばれる。ダスキンと「ミスタードーナッツ」の提携に始まり、東食がイギリスのハンバーガーチェーン「ウインピー」と資本提携。三菱商事が「日本ケンタッキー・フライド・チキン」を設立。西武はアメリカ最大のドーナッツチェーン「ダンキードーナッツ」と業務提携。上記のファーストフード以外に「すかいらーく」、「小僧寿し」、「ロイヤルホスト」と云ったファミリーレストランも登場した。「マクドナルド」が銀座4丁目に出店したのは1971年7月で、他にも「ドムドム」、「ウィンピー」、「バーガーシェフ」、「ダンキンドーナッツ」、「モスバーガー」、「ディリークィーン」、「A&W」、「ロッテリア」、「ディパーダン」、「明治サンテ・オレ」、「サーティワンアイスクリーム」、「森永ラブ」、「ハーディーズ」、「ファーストキッチン」がオープンした。

JAPANコットンが盛んだった頃、。

USAコットンとかインド綿、あとは超長綿など。我々の身近にある綿製品には、綿の原料となる木綿の産地や特徴をアピールした商品が数多く有ります。今回は、日本でも一時期木綿の栽培がさかんに行われていた当時の様子を、少し紹介したいと思います。今から約400年前の江戸時代。日本は歴史上、唯一の「綿花の時代、木綿の時代」だった。元々、木綿は明や朝鮮からの高級輸入品として扱われ室町時代に国産を模索したが叶わず。しかし、江戸時代に大量生産され江戸時代が終わると同時に消えた。綿花は三味線同様、江戸時代を象徴したとも云われる。農民が種から実験を繰り返し、肥料を試し、様々な種類を作り出し糸を紡ぎ、またその紡ぎ機械を改良してゆき、機織りの技術を向上させていった。工業が農村から分離したのは、近代工業が成立した明治以降からであって、かつての農村は、加工技術を含む「ものづくり」の現場だった。江戸時代は農書が盛んに書かれた時代でもあった。農民が積極的に農業技術マニュアルを書き、閉鎖的にならずに技術を共有しようとしたようだ。今で云うオープンイノベーションでしょうか。その中でも特に有名なのが1833年大蔵永常と云う農民が書いた、綿花栽培マニュアルが『綿圃要務』(メンポヨウム)だ。こちらは何と国立国会図書館デジタルコレクションで、インターネット公開されています。

映画『DUNKIRK』ダンケルクでみた英国ファッション

先日、クリストファー・ノーラン監督の映画『DUNKIRK』を観ました。クリストファー・ノーラン監督の映画を観たのは今作で2本目で、今回で完全にファンになってしまいました。初めて観た作品は『インターステラー』で新しい角度から撮られたSF映画で、こちらも大いに感動しました。そして今作品は基本、戦争映画でありますが、インターステラー同様に今まで観た戦争映画とは、ひと味もふた味も違った映像美やストーリー展開に、、。良い映画でした。詳しい映画論評は、専門家の方々に任せるとして、本作品中に出てくるファッションについて少しお話したいと思います。衣装担当はジェフリー・カーランドという方が担当していて、ノーラン監督作品では『インセプション』も手掛けたようです。他には『ゴーストバスターズ』(2016年)、『トゥモローランド』(2015年)なども担当した実力派。本作品で登場する人物の98%くらい英国人で、軍人のほか民間人も1940年当時のファッション。特に英国軍は陸、海、空軍の総ての制服が観れますが、主人公とおぼしき青年が着ていたウールのコートが格好良い。その役を演じていたファン・ホワイトヘッドもインタビューで「当時の戦闘服はウール製なので、海水をたっぷり含んでしまい信じられないほどみじめな気持ちになった」と当時のリアルな状況を想像しやすかったと、語るほどの精密さ。